カワなかjuku

田舎の塾の人です。

フォニックス活用法

 

お久しぶりです。ご覧いただきありがとうございます!

活用法なんて、大袈裟なタイトルにしてみましたが、今回は僕がフォニックスに関して思うところを書いていきます。

前の記事の「英語の発音」とも少し内容がリンクしているので、宜しければそちらもご覧ください。

 

フォニックスの活用タイミング

全国的には活用されてる方が多いのでしょうか?…田舎にいる私は、はっきりとは把握しかねますが、近年増えてきているように感じられます。どのような道具にも合う人合わない人が存在するように、フォニックスを学ばない方がよい人・タイミング、も存在すると感じています。

最近は僕自身、英語を指導する場面がほとんどです。生徒を見ていると、やっぱり英語の基礎基本も暗記だよな〜、と再認識します。単語にしても文の形にしても、覚えていないといけませんよね。特に中学1年生の1学期で習う、be動詞、一般動詞、三単現は難しいです。英語が苦手な生徒はここら辺から詰まってきているようですね。英語を苦手になるポイントの一箇所です。本当に難しい内容を学習しています。そして、このタイミングでのフォニックスの学習というのは避けたいところです。

どうやら1年生のこのタイミング、もしくは少し前に導入される場合が多いようですね。ただ生徒の混乱を招いたり、文法がどうしても疎かになりがちです。ですのでもう少し時期をズラすといのもひとつの方法かと思います。例えば過去形を学習する前後のタイミングなどはありではないでしょうか??一気に表現が増える、つまり単語が増える時に少しずつ教える、気づかせていくということです。勿論、発音は常日頃から少しずつ習得していけばよいと思います。

高校生になれば習得すべき単語数が多いため、やらなくて良いと思います。混乱を招く可能性が高いため、音声教材で一つずつ確認していきましょう。

 

フォニックスも万人ウケしない

僕自身はフォニックスがあまり好きではありません。かといって否定するつもりは毛頭ありません。稀ですが、指導に使う場面もあります。しかし生徒の様子には注意が必要です。これは僕の体験談ですが、フォニックスを学んでしまったばかりに、単語の暗記に支障が出た事例です。

彼は英会話教室で習っていたようでした。発音もそこそこ綺麗で、中学1年生の最初の時期は頭一つ抜けていました。しかしその後雲行きが怪しくなります。単語を書くときにフォニックスのルールを駆使するようになりました。ご存知の通り、フォニックスは万能ではありません。スペルはその都度覚えていかなければなりません。彼がフォニックスを駆使したのは、そのルールを使ってみたかったのでしょうか?恐らく答えは、否、だと思います。覚えることから少しでも逃げたい、という様子が伺えたからです。途中で気付いて修正しましたが、本人も一苦労だったようです。現在ではフォニックスの学習を活かせるまで挽回出来ましたが、当時の彼にとって、フォニックスは単語の暗記の邪魔になっていました。

 

僕のフォニックスに対する考えは整理です。フォニックスで発音を学ぶケースも多いようですが、単語を通して学んだ文字と音の整理、として活用していくのが良いのではないかと思います。英語では新しい指導法が色々と出てきています。語源などもそうですね。しかし、道具は吟味しながら慎重に扱わないといけません。

 

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カワなか