カワなかjuku

田舎の塾の人です。

中学生の英語独学法

 

新年明けましておめでとうございます。

今年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

さて、今年最初のブログは何を書こうかな、とずっと考えていました。ふと思い出したのですが、中学1年生の夏休み明けから冬にかけては、英語が苦手になる人が多いというデータがあります。また、2年生の中にも、そろそろ頑張ろう、と思う生徒も出てくる頃です。そこで今回は、自宅で自分で出来る英語の勉強法や教材についてを書こうと思います。

 

1. 教科書を使おう

最近は学校で教科書の本文の和訳をしない授業が増えているようです。僕はこれに対して危機感を覚えています。中学1,2年生の段階ではきちんとした和訳の練習を積むことが大切です。和訳が出来るということは主語や文の形をある程度理解していることになります。そこで、学校の授業で和訳をしていないのであれば、自宅で教科書の本文を和訳しましょう。その際には主語「誰/何が、は」と動詞を意識してください。答えは…残念ながら教科書にはないので、教科書ガイドを使用したり、身近な先生にチェックしてもらうと良いでしょう。学校の授業で和訳を行なっていれば、その復習も兼ねて、本文を音読しましょう。ちなみに、単語は、教科書に出てくるものを覚えていけば大丈夫です。

 

2. 辞書を使おう

辞書は素晴らしい教材です。英語を勉強するときには必ず机の上に出しておきましょう。そして、知らない単語は辞書で引いてみましょう。教科書の最後のページで調べるのは良くありません。最初は時間がかかっても大丈夫。慣れてくればすぐ引けます。意味を見るだけ、ではもったいない!せっかく引いたのであればその下の例文も読んでみましょう。知らない表現があればノートに練習してみてもいいですね。試しに「フリーマーケット」と引いてみましょう。"free market"だと思っていませんでしたか??fleaの意味も調べてみてくださいね。

中学生にオススメの辞書は「初級クラウン」です。シロクマ版の方が親しみやすいかもしれませんね。英和・和英が一冊になったものもありますが、別々の方が説明が詳しいので、そちらをオススメします。

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初級クラウン和英辞典 第11版 シロクマ版 https://www.amazon.co.jp/dp/4385108293/ref=cm_sw_r_cp_api_i_AmAdEbZ7CM15Q

初級クラウン英和辞典 第13版 シロクマ版 https://www.amazon.co.jp/dp/4385108285/ref=cm_sw_r_cp_api_i_doAdEb2YNV6QA

 

3. 市販教材

教科書だけでは身についたかどうか不安だと思う人は、問題集にもチャレンジしましょう。今回は2種類紹介します。まず1つ目は、くもんの「語順がひらめく!」シリーズです。基本的な文の形を無理なく習得できます。変に難しい教材に手を出すよりかは、こちらの問題集を7〜10周ほど取り組む方がよほど力が付くと思います。基礎的な文法はこの3冊で練習すれば十分です。勿論、辞書と併用してください。さらに力をつけたい人は日本語だけを見て英訳したり、文を少し変えて英作練習をすると良いでしょう。中1~中3まで各1冊ずつあります。

 

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 語順がひらめく! 中1英語並び替え問題

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 語順がひらめく! 中2英語並び替え問題

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 語順がひらめく! 中3英語並び替え問題

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2つ目は田尻悟郎氏の「英文法 これが最後のやり残し!」です。こちらは中学生の文法書のようなポジションになります。内容は文法!、といった堅い内容ではなく、文の形をいくつかに分類して「意味順」「語順」で説明してくれています。先ほど紹介した「語順がひらめく!」シリーズと相性が非常に良いです。「語順がひらめく!」シリーズは説明が少ないため、気になったところを調べたり、もっと深く知りたい場合に活用するとよいでしょう。また、説明のCDも付いています。特に1,2年生の分野及び疑問文が面倒くさい!苦手だ!と感じている人にオススメです。加えて、かなり細かな説明(例えばthere is/ are が使えないモノなど)が書かれているので、高校への足掛かりにもなります。説明が少しくどく感じる人もいると思うので、そういう人は必要だと感じる箇所だけ読んでいくと良いでしょう。こちらのページで内容を少し見ることが出来ます。

https://www.dhc.co.jp/goods/goodsdetail.jsp?gCode=894700

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英文法 これが最後のやり直し!

https://www.amazon.co.jp/dp/4887245122/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_s3AdEbBX35T2F

 

今回紹介した教材に取り組めば、中学英語の基礎を作り上げることができます。特に1,2年生、そして英語でイマイチ点数が取れない3年生が使用することをオススメします。基本は教科書ですが、一度躓いたから手が出しにくい、と思う人もいるでしょう。そんな人は「語順がひらめく!中1」から取り組んでみては??今回の記事がお役に立てれば光栄です。

 

最後までご覧いただきありがとうございました!Twitterの方もよろしくお願いします。皆様がよい1年を過ごせますように。

 

カワなか