カワなかjuku

田舎の塾の人です。

中1英語は何をする??

 

お久しぶりです。今回は中1英語の指導の際に、僕が心がけていること、また、生徒に出来て欲しいと思っていることを書いていきます。

 

嫌いにならないで!

中1で英語が得意になる必要はそんなに無いと思っています。嫌いなってしまうと、取り戻すまでに相当の時間と労力を必要とします。ですので、まずは嫌いならないような指導を心がけています。勿論、生徒のご機嫌を取る、という意味ではありません。英語は言葉、生き物、ナマモノです。テキストの文だけではなく、もっと身近な文に触れていくことも大切です。あ、なるほどね!、が増えていけば自然と成績は付いてきます。指導者側が喋りすぎるのも良くありません。

 

語順の意識

中1の間に、疑問文などの語順を固めておくのが理想です。be動詞は主語と入れ替わる、疑問詞+助動詞+主語+動詞〜、が分かっていれば、大きく躓く可能性はほとんどありません。whoやwhatなどには例外もありますが、とりあえずそんなものは置いておいて、基本の形が染み込むまで待つ必要があるのではないかと思います。中2になって、受動態の疑問文などで躓いている場合は、ここに戻ります。

 

動詞マスターになろう

さて、最後に1番重要な動詞についてです。早いタイミングで出来るだけ多くの動詞に触れておくことで、後々の違和感がなくなります。多くのカリキュラムは自動詞と他動詞、状態動詞と動作動詞などは後回しになっています。これらの内容を少しずつ抑えていくような指導が僕の理想です。1番良くないのは、liveを「〜に住む」と覚えているような場合です。残念ながら高校生にもこのような生徒はいますが、もったいないですね。答案からは見えにくいために放置されがちですが、まず高得点は望めません。live in〜のような熟語として覚えさせることにも違和感を感じますが、先の例よりは良いのかも知れません。中2で5文型という言葉を教え込む前の段階で動詞の使い方を1つずつマスターしていけば、文型はただの確認作業です。そして動詞をテキトーにした状態で、進行形や現在完了を使いこなせるようになるのは相当難しいでしょう。

僕が思う有効な方法の1つは英作文です。少しずつ変えながら練習していきます。例えば、

I give | some water.

          | him some water.

          | some water to him.

のような方法です。1つずつ、ゆっくりと確認していきます。このようなテキストがあればなぁ、といつも思っています。ですので、塾用のテキストは確認用として使うことがほとんどです。

 

多くの名詞を丸暗記したり、熟語(?)のプリントと睨めっこするよりもたくさん英作文の練習をして欲しいと思います。

 

最後に、指導の際には一貫性に注意を払う必要があります。こんな表現もある、あんな方法もある、では混乱を招きます。「何その表現!?なんかカッコいい!多分忘れるけど…」ではなく、よく使う普通の形を確実に使えるようにする。これが1番大切です。

 

 

 

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

カワなか